« 西郷隆盛/論語と自顕流と座禅 | メイン | 落語・長短 »

離婚が子供を直撃する

■道徳の国”日本”                       
 
世界一の原油大国・サウジアラビアで、日本を現地ルポしたテレビ番組が、
30回シリーズで放映された。
拾った財布を交番に届ける親子…信号を守る通行人…犬のフンを拾う
飼い主…教室を掃除する小学生…そうした日本人の姿に、「わが国では
あり得ない」とレポートしていた。
 
保有する原油の枯渇化が進み、人口増加で道徳の荒廃が懸念される
サウジで、にわかに起きた日本ブーム…高視聴率だったという。
日本は「伝統と近代化を両立させる国」として注目したのです。
 
落し物を交番に届ける何気ない行為が、いかに大切な”文化”であるか…
日本を外から見るとよく分かるのです…日本人は倫理・道徳を身につけた
誇るべき民族であるということを…
 
ところが教育によるのか? 日本の未来を悲観したり、今の社会を嘆いたり、
自信喪失したりしていないだろうか…。
今こそ私たちは、自国の歴史・文化・伝統に誇りを持ち、胸を張って生きて
いかねばならない。
                    倫理法人会 「今週の倫理」から
 
 
 
822  【心と体の健康情報】
~子育て~ 「離婚が子供を直撃する
 
 ■子育て名言
   赤ん坊のときは 肌身を離すな   
      幼児のときは   手を離すな
    子供のときには 目を離すな    
      少年のときには 心を離すな
 
今年の八月、大阪市のマンションの一室で、幼いきょうだい2人の遺体が見つかった。 母子家庭の母親が、 育児放棄をしたことによる餓死が原因だった
同じような悲惨な事件が、いつまた起きてもおかしくない今の社会…。
 
私の会社は働く女性に支えられている。近頃の女性… 一人で生きていくことの選択を怖がらなくなったのか、離婚女性がやたら目立つようになった。
「夫に頼らずに生活していける」といっても、母子家庭の平均収入は二十万円を少し超えるくらい… それだけの収入では、離婚後の生活は楽ではない。
近頃はそうした収入すら、期待できなくなってきている。
 
離婚後、子供たちは生活苦と寂しさを味わされることになる。
母親が働きに出てまうめ、 子供たちだけ家に取り残される。
欲しいものも買ってもらえず、親子のリクレーションもなく、 テレビを買い換える裕もない…生活苦が子供たちを直撃する。                       
 
中学生の時、両親が離婚した女子高生… 「どっちの親と生活するのが有利か…別居する直前まで悩んだ」という。
「母親と一緒に住んだ方が、 高に通いやすい」というのが、 選んだ理由だった。
 
一番つらかったことは、両親の離婚を周囲に知られた時…
担任教師や友人の親などが妙に遠慮して、 まるで腫れ物に触るような扱いをされて…傷ついた。離婚のことは、誰にも話してはいけないのです。
 
離婚は、子供たちに様々な影響を与える。
離婚に伴う引越しや転校などで、ストレスを溜めこむ子供が多い。 離婚した母親には、悩みを打ち明ける場があが、子供たちには、 悩みを打ち明け、抱えている問題を解決する”場”がない。
 
離婚について大多数の子供は、親からきちんと説明を受けていない。 そのため「自分のせいで親が離婚した」 と思い込み、 「生まれてこなければよかた」と、 自分を責めたりする。
 
更に、両親がそろわない自分の家「普通でない」と思う子供が少なくない。
友達に架空の父親の話をしたり、家族の話になると、 席を外したりする子供がいて、 人間関係に不安を抱いている。
 
幸せになりたいと思う気持ちは、大人も子供も変わらない。
親は、自分の将来を選ぶことができるが、 子供はそうはいかない。離婚で傷つくのは、大人だけではなことに気付かなければならない。
                                  読売新聞の記事から                                              

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1426

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「西郷隆盛/論語と自顕流と座禅」です。

次の投稿は「落語・長短」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36