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命燃やせる夢を持とう

中国大河ドラマ「恕の人・孔子伝」が始まる


世界のベストセラー「論語」に興味を持ち、書店で何冊か買い求めて、
読んではみても、かた苦しく読みづらく、なかなか頭に入りません。
そんな、論語への興味が薄れつつある私に、朗報です!


BS4日テレで、来週の3月12日月曜から、毎週月・火の二回、

PM六時から、中国大河ドラマ「恕の人・孔子伝」が始まります。

ドラマのタイトル”恕(じょ)”は、”他人を思いやる”の意味で、

思想家で教育家の孔子が、教えの中で最も重んじた言葉です。


論語の孔子の言葉が、ドラマに頻繁に出てくるのも魅力です。

「孔子伝」を通して、孔子の生きざまや、顔回や子路、子貢などの

弟子との繋がりを知ることができます。


孔子の生涯から、四大聖人の一人と言われる人物を知り、
論語を解りやすく面白く学べる、またとない機会になるでしょう。


946 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「命燃やせる夢を持とう」


プロ・スキーヤー三浦雄一郎・・・70歳と75歳の二度、エベレスト山頂に立った。次は80歳での再挑戦を目指し、訓練に励んでいる。

ここに至る過程で心に刻んだことがある・・「命燃やせる夢を持つ」ことです。

60代で引退を意識した後、運動不足に加え、飲み放題、食べ放題・・
食べること大好きが、典型的メタボ人間になった。

心にまで脂が付き、何をするのもおっくう。狭心症になった・・明け方布団の中で、心臓が何かにつかまれたような激痛・・


病院で検査を受けたところ、高血圧、高脂血、不整脈の半病人・・
自問自答の末、思い当たった・・命を燃やす夢を持たなくなったこと・・
それが真の原因だと。


当時、90歳を超えていた父が、99歳の白寿でモンブランの氷河を滑ろうと、スキーと登山に夢中になっていた(その後達成している)。

自分も、「エベレストに登る」目標を立てた。手始めに札幌の自宅裏の藻岩山に登ってみたが、513メートルの頂上に着く前に、伸びてしまつた。

とぼとぼ下りながら、掲げた目標に気が遠くなった。


両足に”重り”、背中に”ザック”のいでたちで、街を歩き始めた・・
半年後富士山に登った。

三年たち、両足に10キロ、背中に20キロかつぐ頃には、長年のヒザや腰の痛みが、なぜか消えてなくなった。

夢に向かって懸命に体を鍛えていると、生命力が高まってくるのです。


03年70歳の挑戦・・不整脈がひどく疲労困憊の中で、登頂に成功。
その十日間で、体重が10キロ落ちた。

2度の心臓手術を経て臨んだ08年、75歳の再登頂に成功した。

3年前スキーで転倒、左大腿骨付け根と骨盤を割った。リハビリを経て、80歳での中国側からの初登頂を目指している。


1924年、「そこに山があるから」と語った、英国の登山家ジョージ・マロリーが行方不明になった、伝説のルート。

なぜ80歳にもなって登るのか? そう聞かれたら、答えは「80歳だからですよ」・・我々は皆、何かを征服するために登り、天国に近づいていくのかもしれない。

                                                                   読売新聞「論点・ニッポンの元気」

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