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食事の手抜きが、子どもを駄目にする

食べ物・金沢弁


食べ物には、その土地独特の呼び名で呼ばれるものがある。

金沢では「たらこ」をもみじこと言い、「ひろず」をがんもどきと言う。

がんもどき…おかしな言い方だと思ったら、ポルトガル伝来の言葉

だそうです。

更に…はんぺん(かまぼこ)、なすび(茄子)、こけ(きのこ)、

こうばこ(雌ずわい蟹)、おつけ(味噌汁)、いものこ(とろろ芋)、

かきやま(かきもち、あられ)などがある。


山陰では、雄のズワイガニを松葉ガニと言う…雌はどう呼ぶのか?

土地の人に尋ねたら「親カニ」だという…子を産むから確かにそうだが、
味も素っ気もない。
金沢では”コウバコ”と言い、「香る箱」と書く。いかにも金沢らしく
奥ゆかしい。

こぞくらは「ぶり」の稚魚…「こぞくら→ふくらぎ→がんど→ぶり」と、

名前が変わっていく出世魚です。


寒天にダシと卵を混ぜ、冷やして固めたものを、金沢ではベロベロ

言う…おかしな名前です…春と秋のお祭りに欠かせない金沢のご馳走
です。甘くてスベスベして、子どもの頃お菓子のように味わって食べた。


996 【食と健康】

「食事の手抜きが、子どもを駄目にする」


私たち夫婦が両親と同居して最大のメリットは、妻が姑から、昔から受け継がれてきた四季折々の家庭料理の伝授を受けたことです・・。

今年も、梅を干して梅干しを漬け、ラッキョウも面倒がらず、ひとつ一つ皮をむいて漬け、食卓に並べられている。

料理のレパトリーは広く、何を調理しても味自慢できる美味しさです。

毎年正月、食卓に並ぶおせち料理は、全て妻の手づくりである・・
姑から教わった通りに、手間のかかるおせち料理を、手抜きせずに作ってくれる。
年の暮れに、家事と仕事を両立しながらだから、偉い!と言わざるを得ない。

厚生労働省の調査によれば、中学校1クラスに数人、腎臓の悪い子どもがいるという。この子たちは100%お母さんが働いていて、食事を手抜きしたことによる犠牲者なのです。

1日に2食は、スナック菓子やカップ麺で済ませることが原因です。
母親が1日家にいないので、お金を置いていきます。子どもはインスタント食品で簡単に済ませてしまう・・その積み重ねなんです。


こうした食品の多くは塩分が濃く、防腐剤が入っている。
そのせいで腎臓の血液をろ過するところがつまって、腎臓の働きを低下させる。

腎臓は一旦悪くなったら治しようがない・・これほど怖いことはない・・いずれは人工透析で血液を浄化しなければならなくなる。
一回に3~5時間かかるのです。


”愛情”には行為の裏づけがないとダメです。
母親が示す一番の愛は、毎日の食事を心を込めて作ることです。

お母さんが食事を手抜きすると、子どもも親になって手抜きするようになる。そのまた子ども(孫)も駄目になっていく・・怖いですよね。


子どもは、お父さんやお母さんを見て育ちます。
家の中での挨拶や食事など、両親がきちんとした生活をしていれば、取り立ててしつけをしなくても、それが「しつけ」になっているのです。


                                                           綱澤昌永「”つ”のつくうちに家庭教育」

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