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松下幸之助に学ぶ

生き方(経営哲学)よりどころ


[渋沢栄一 ・・ 儒教]

渋沢栄一がその生涯に得た教訓は、
「論語の精神にもとづく事業経営に心せよ」だったのではないか。

彼は「産業活動と徳育が親密な関係にあるべきだ」と強調し、

「論語ソロバン主義」を唱えたことで知られる。


[出光佐三 ・・ 仏教]

彼の経営哲学は、「人間尊重」と「家族主義」にもとづく仏教資本主義。

江戸時代の禅僧”仙厓和尚”に心酔し、仙厓の作品でをあしら

った象徴図を、全国各地の出光石油スタンドの片隅に掲げていた。


[松下幸之助 ・・ 神道]

「経営の神様」松下幸之助の経営哲学を支える心構えの中に、

「弱者の身になって考える」 「負けることを知って立身せよ」がある。

京都に庭園「真々庵」をつくり、神社を祀って手を合わせたのです。


                                          日経新聞/山折哲雄「危機と日本人」



1015 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「松下幸之助に学ぶ」


十年ほど前の話ですが、商業界北陸ゼミに、松下電器の山下会長をお招きして、ご講演をいただいたことがあります。

その時のご縁で、京都東山山麓の松下電器・迎賓館「真々庵」に、故・梶谷忠司氏ほか、石川県商業界のみなさんと訪れたことがあります。


真々庵は、敷地面積約五千平方メートル。庭園は、東山を借景にした池泉回遊式で、隅々まで手入れがゆきとどいた名園です。

真々庵にお招きするお客様は、人数にかかわりなく、徹底した気配りを見せることで知られている。

来訪者を、最高の状態でおもてなしするという、いわば「一期一会」の思いを込めた、幸之助ならではの心配りです。


金沢をマイクロバスで出発して、途中京都駅ビルの商業ブースを見学して、昼食。午後1時に到着する予定が、15分遅れて真々庵に着いた。


なんと・・私たちをお迎えしようと、真々庵の皆さんが、門前に並んで待っているではありませんか・・更に、入り口から玄関まで、落ち葉ひとつなく掃き清められ、砂利道は打ち水され、太陽光がきらきら反射している。


「打ち水は、多すぎてもいけない、乾きすぎてもいけない・・丁度ほどよい状態になるように・・水を撒くタイミングを考えるように」と、幸之助はおもてなしの心を説いておられたという。


私たちは客間に案内され、お抹茶をいただいた。

幸之助は「座布団の前後ろ、裏表を間違えないように・・また並べるときは、前をきっちり揃えること・・そうした気配りが大切です」と・・
幸之助自ら点検されたという。


館長から、真々庵と幸之助にまつわるお話しがあり、展示室を見学した後、手入れの行き届いた日本庭園を案内していただいた。

素晴らしい景観の庭園・・中ほどに、「根源社」と名付けた神の社が祀ってある。
幸之助はしばしばそこを訪れ、神前に座して瞑想にふけったという。


心のこもったおもてなしを受けた後、お別れをしてバスに乗った。
振り返ると、真々庵のみなさんが、私たちのバスが見えなくなるまで、深々と頭を下げていた。

これが知る人ぞ知る、松下の「前垂れ商法」です・・一つひとつ些細な気配りの積み重ねが、大きな信頼・大きな好感になり、松下フアンをつくっていくのです

                                                      「理念と経営八月号/松下幸之助に学ぶ」

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