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囲碁は経営に通じる(2)

川島教授の「囲碁と脳の研究」

子どもの”脳トレ”には、囲碁は最適です。

子どもたちを三か月囲碁教室に通わせたら、

前頭前野など、脳機能が発達し、認知機能が

向上することが、東北大・川島教授の研究で
明らかになった。

前頭前野は、記憶や感情の抑制、行動の抑制

などを司る重要な場所です・・ここの働きが発達

すると、感性が豊かになります。


囲碁愛好者にボケがいないと言われるのは、
前頭全野が刺激されるからです。

「手のつけられないやんちゃ坊主が、囲碁を
始めたらおとなしくなった」

前頭全野を鍛えると、精神が安定するのです。



1205 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「囲碁は経営に通じる(2)」


囲碁は経営に通じる・・これから戦う相手とどう向き合うか?
経営者の資質・戦略が問われ、大局観の有無が勝敗を分けることになる。
囲碁に強くなると、経営者としての”資質”も養われるのです。


積極的な攻めは最大の防御になる・・しかし、攻め過ぎれば破綻する。

だからといって、リスクを恐れて守りに徹し、効率ばかり求めていては・・勝てません。

我慢すべき時はじっとこらえ、どこかここぞという時に、積極的に勝負に出る・・その時の一手の見極めが、勝敗を決っするのです。


経営者・政治家・歴史上の偉人で、囲碁を愛した人は多い・・
信長・秀吉・家康も囲碁をやった・・明治維新の政治家の多くも囲碁を愛好した。

何年か前、漫画「ヒカルの碁」に触発され、囲碁教室に通う子どもが増えて、静かなブームになったことがある。

子どもの”脳トレ”には囲碁は最適と・・東北大の川島教授の「囲碁と脳の研究」発表が、子どもの囲碁ブームの後押しになった。


研究では、囲碁は頭の訓練には最適と・・「集中力が増し、考える癖がついて、学業成績がアップし、我慢強い子になる」という。

実例として「イチローが碁で集中力を養った」「石倉九段が高校の時、碁が趣味の七名のうち六名が東大に合格した」などが挙げらる。


経営者にとって囲碁は、「脳の思考力を鍛え・高める」訓練になります。

(1)行動力を養う・・先の変化を読み、対応を即行動に移す力を養う

(2)思考力を養う・・「企画立案能力/状況分析と迅速な対応」 
   様々な思考の中から、最善の手を打ち出す力を養う


(3)自己管理能力と抑制能力を養う 
   先が読めない状況、自社に不利な状況にあっても、冷静沈着、 
   幾つかの対応策を用意し、状況に応じて使い分けていく能力を養う。
   自分の感情をコントロールし、自己抑制能力を高める訓練なる。


(4)戦略的思考を養う

   事業環境・市場をシビアに分析し、ビジョンに基づいて、緒戦・中盤の
   戦略を練り、勝利への道筋を立てて実行していく能力が養われる。   
  
ライバル企業の力量、強み、戦略にどう立ち向かうのか? 
   相手の行動を予測し、勝ちにつなげていくための洞察力が養われ
   る。  
いかがでしょうか? 人生にやり直しはきかない・・
強靭な身体を作るために筋肉を鍛えるように、囲碁は、脳の思考力を鍛えて勝利へと導いていく、実践学習の場になるのです。

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