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女性が輝く社会へ(2)

負担ばかりで支援なし


両親と同居しない核家族の時代・・
勤めに出ている妻の、家事や育児の夫との
分担割合は、家事で86%、育児で79%・・
家庭での負担が女性に偏っている。


そんな女性たちに何が出来るのか?

男性の家庭・家事への参加を促すために、

政府も社会も、女性自らが積極的に声を

上げる必要があるのです。



1229 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「女性が輝く社会へ(2)」


日本の企業で働く人たちの労働時間は、長過ぎないか?

夫は、朝早くから夜遅くまで仕事づめの毎日・・家にいないことが多く、

子育てへの参画は期待できない。
乳飲み子を抱えていたり、妊娠中の若い女性が、働きに出るのが難しい日本の社会。

夫に家事を分担してもらおうにも、「会社漬けが当然」と考える企業幹部の仕事観を変えない限り、妻が働きに出ることは難しい。

また、勤めに出た女性に、男性並みの働きを期待しても、家事や育児との板挟みになって、両立できなくなってしまう。


毎夜残業続きで、帰宅が夜八時を過ぎるというのに、なぜ「飲み会」や「親睦ボウリング大会」なのか?
そんな暇があるなら、家に帰りたい・・そんな気持ちも分からない職場の上司・・挙句、不参加の女性社員は「使いにくい」とレッテルが張られる。


午後休校になるからと・・緊急に子どもを迎えに行くのは、母親の役割だ。

子育て中の女性社員が、台風が来るからと早退するのを上司は

理解せず、「前もって何とかしろ!」と叱る。
同僚の女子社員は、子どもの学校行事と職場の会議の、どっちを取るかで悩んでいる。


仕事ぶりが認められて管理職になれば、家庭より職場を優先せざるを得なくなる・・ いろいろ任されるようになって、家庭を犠牲にせざるを得なくなってくる・・あげく、退職することに。

家庭と仕事を両立させて、両方うまくやっていくのは、難しい問題なのです。

そこで、女性に男性並みの仕事を期待せず、一方で、育児家庭の男性の仕事の量を減らし、残業を減らして有休を取らせ、育休を取りやすくしたり、家族と過ごす時間をつくりやすくしていく・・
家庭と仕事のバランスを考えた、人間らしい生き方が出来る・・
そんな職場環境作りを考える必要があるのです。

                                                      10/27 中日新聞「生活/くらしの作文」


働き方や仕事観を、社会全体で見直していかない限り、 本当の男女

平等は望めないだろう。
私の会社の親会社も、長年男女平等を推し進めてきたが、管理職を勤める女性の多くは、勤務地が親元にあって、子どもを親に預けることができるか、 独身を貫いて「飲み会を断らない」女性たちです。

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