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青は藍より取りて 藍よりも青し/荀子

一流と超一流の違い


「プロになりたいのなら 百回やれ!

一流になりたいのなら 五百回やれ!
超一流になりたいのなら 千回やれ!」


※ゴルフ・・シングルは千回努力しているが、
私のような100叩きは、百回も練習しない


「一頭の狼に率いられた 百頭の羊の群れは

  一頭の羊に率いられた 百頭の狼の群れに勝る」

                                           ナポレオン・ボナパルト



1286 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「青は藍より取りて  藍よりも青し/荀子」


荀子(じゅんし・前313~238?)は戦国時代の思想家で儒学者。
荀子の思想は「性悪説」で知られ、「荀子・20編」他著作は
多数。
後世の儒学に大きな影響を与えている。


荀子の「青は藍より取りて藍よりも青し」はよく知られる格言です。

荀子はこの言葉を例えにして、弟子たちに勉学の大切さを説いている。


君子曰く   
学は以って已(や)むべからず

(  君子は言った。学問は、途中で止めてよいというものではない  )

青はこれを藍より取りて   
藍よりも青く

氷は水これを為して    水よりも寒(つめた)

(  青色は、藍の草から取り出すが、藍色よりもいっそう青く
    氷は水からできるが、水よりも冷たいと   )


木直なること縄にあたるも   
(たわ)めて以って輪と為せば その曲なること規にあたり    槁暴(こうばく)ありといえども
(ふたた)び挺
(てい)せざるは  
(じゅう)これをして    然(しか)らしむるなり

(  木材に直線を引く墨縄に違わないほどの真っ直ぐな木でも、
  外から力を加え、曲げて車輪にすると、その曲線はまさしく丸く、
  完全に乾き切っても、もはや真っ直ぐな形に戻らないのは、
  曲げるという外部からの力がそうさせるのである  )


故に木縄
(きじょう)を受くれば    即ち直(なお)
金砺(きんれい)に就けば    即ち利(するど)
君子博(ひろ)く学びて    日に己に参省すれば
即ち智明らかにして   行い過ちなし

(  だから、木は墨縄を引かれたら、真っ直ぐに作り上げられ、

  金物は砥石で磨き上げれば、鋭利になり、優れた人になるには
  博く学を身に付け、日に自分を省みることによって、
  自然に知恵も明らかになり、行動にも過ちがなくなるだろう  )


故に高山に登らざれば    天の高きことを知らざるなり

深渓(しんけい)に臨まざれば    地の厚きことを知らざるなり
先王の遺言を聞かざれば    学問の大なることを知らざるなり
( だから高い山に登らなければ、天は高いということが分からない。

  深い谷の中に下りなければ、大地の厚みがわからない。

  優れた先生が残した言葉を学ぶことがなかったら、
  学問をすることの大切さが.分からないだろう  )

※繰り返し三回、一週間毎朝素読を続けたら・・

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