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言葉の意味が違う中国語と日本語(2)

「油断一秒 怪我一生」

日本の交通標語に
「油断一秒 怪我一生」というのがある。

中国人が読むと「油が一秒でも切れたら
一生自分のせいになる」と・・
非常に責任の重い意味なります。



1294 【吉村外喜雄のなんだかんだ】                
「言葉の意味が違う中国語と日本語(2)」


中国語と日本語・・表記は同じだが、言葉の意味が全く
違うものが多く、不用意に使用すると誤解を生みます。


・安  心・・中国語の安心は「心安らぐ」「落ち着く」と
              併せて、「余り善くない考え方を抱く」とか、
            「故意に」「わざと」の意味が含まれている。

・質 問・・中国語の「質問」は”質を問う”、字の通り
           「詰問する」「責める」「なじる」と言う場合に
             多く使われます。

・苦 情・・日本では、不平・不満・クレームなどが起
            きた時に使いますが、中国では、単に苦し
            い状況 困った立場になった時に使う言葉
            です。
・大丈夫・・日本では「無事」を意味するが、 
              中国では「男の中の男・これぞ男」になる
・杜撰(ずさん)・・日本では”いいかげん”を意味す
                       る。 中国では嘘や作り話
・真面目・・中国では隠された本当の姿、正体のことを
              言う。
・喧  嘩・・中国の劇場の壁に「場内禁止喧嘩」の張り
             紙があった。張り紙を見た日本人・・ 
           「中国人は場所をわきまえず、どこでも喧嘩
            する」と誤解した・・ 
            中国語に日本語の”喧嘩”の意味は全くなく  
           「場内禁止喧嘩」とは「場内は静粛に」  
             の意味になります。

・小 心・・日本では「気が小さくで臆病」なことを言
            うが、中国では「注意する」「気をつける」
          「用心する」の意味になる。火の用心は
          「小心火災」、取扱い注意は「小心軽放」

・器 用・・日本では「手先が器用な人」の意味だが、 
            中国では大きな器・人材を指し、国にとっ
            て有用な人材を「器用な人材」と言う。

・暗 算・・中国語の「暗算」は”陰謀をめぐらす”
           ”計略にかける”の意味になる。

・勉  強・・日本では、学問をする”学習”と、値引き
             をする時に使われます。
             中国では、やりたくないのに無理強いする
             際などに使います。
             日本でも買い物をするとき「勉強しときな
             さい」と言うよね。

・告  訴・・日本では”訴え出る”ことを意味するが、
             中国では単に”言う、報告する”の軽い意味
             の言葉になる

・結 束・・日本では、目的を同じくする者が団結する
            ことを意味するが、中国では物事を単に
           「終わる・終わらせる・始末する」意味 に
            なります。
・階  段・・中国語の”階段”は、逆さまに解釈して
           ”段階”の意味になる。物事を幾つかに分け
            て、段階を踏んで行う時に使われます。

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