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スキンシップ不足

1537 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「スキンシップ不足」

最近の憂うべき問題の一つに「小学校が荒れる」という
現象があります。

教室で子供達がおとなしく座っていてくれないのです。
じっとしていることに直ぐ飽きてしまい、みんな自分勝
手に好きなことをしようとします。先生の言うことなど
聞こうともしません。

その原因の一つに挙げられるのが、
親子のスキンシップ
不足です。
子供のすこやかな成長に欠かせない両親の愛情。
とくに乳幼児の頃の母親とのスキンシップが、大きな
意味を持つのです。

女性が社会に出て働くのが当たり前の今の時代、
結婚しても仕事が続けられるよう社会インフラが整い、
自由に仕事を続けることができるようになった。

育児休暇を取ったあと、職場に復帰できるのです。
一日でも早く職場に復帰したい思いが、まだモノ心つか
ない乳児を保育園に預け、人まかせにしてしまう。

それが原因で、子供の成長にさしさわりが起き、将来
情緒不安定になるかもしれないことに、何ら疑問を持と
うとしないし、気づかないのです。

生後まもない子ザルを、2種類の代理母に育てさせる
実験をした。
一方の代理母は針金で出来ています。もう一方の代理母
は、実際の母ザルに似せた感触の布で作られています。

針金でできた代理母に育てられた子ザルは、
「協調性に欠ける」「攻撃行動が激しい」などの性格を
持つようになり、成長してからもほかの子ザルとうまく
遊ぶことができませんでした。

一方布製の代理母に育てられた子ザルも、本当の母ザル
に育てられた子供に比べると、情緒不安定な傾向が見ら
れたが、針金製の代理母に育てられたサルよりもずっと
正常に近い成長を見せたのです。

両方の子ザルの代理母への接し方を比べると、
布製の代理母へのスキンシップの度合いが高かった。
何か怖いことがあると、不安を感じた子ザルは、布製の
代理母にしがみつき、精神的な安定を求める行動を見せ
たのです。
                                   渋谷昌三「よくわかる心理学」より

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