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事の成るは難苦の時にあり

■囲 碁

囲碁は経営に通じるところがあり、
古来、経営者のたしなみの一つに
されてきた。
全局を見ず、局地の戦いに囚われ、
こだわっていると、肝心の全局を
失ってしまう。

「肉を切らせて骨を断つ」
勝つためには自分も痛手を負う
覚悟が身につく。
指導者や経営者が大局観を養う
手段として重用した。



1677 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
幸せな人生/勝海舟

「事の成るは難苦の時にあり」
物事が思うようにならない時、人は、周りや環境のせい
にしたがる・・生まれた環境が、生まれ育った時代が
悪かったetc

本当にそうだろうか? 貧しい環境に生まれ育っても
成功する人もいる。恵まれた環境に育っても、人生に
失敗する人もいる。

失敗の原因を問うなら、理由はいくらでもつけられる。
しかし客観的に見ると、そうした理由だけではないこと
が多い。
「  事の成るは    難苦の時にあり
    人の敗るるは    多く得意の時にあり 」

勝海舟の言葉です。
難しいことが成功するのは、厳しい環境の中で艱難辛苦
に会っている時に、成功の種が播かれる・・
逆に失敗の多くは、順風漫帆で何もかもがうまくいって、
得意絶頂の時に種が播かれるのです。

人生七転び八起き・・不運や悪い環境を嘆くことはない。
むしろ、そうしたことの多い人ほど、大きな成功に向か
って、一歩一歩着実に歩みを進めているのです。

くじけたりせず、問題に力強く立ち向かって乗り越えて
いくなら、成功への道は自ずから拓けてくるだろう。
人生、苦難を数多く経験した人ほど、困難に遭遇した時
強さを発揮するからです。

苦難に遭遇し、追い込まれる中で、自らを深く見つめ、
人生の真の価値を見出していく・・
そこで何らかの悟りを得ることで、周りの軽薄な意見・
中傷に毒されることなく、自分を見失うことはないので
す。
”苦難またよし”の気持ちで、変転厳しい人生の荒波に
立ち向かっていこうではないか・・
 
                          小野信也「志の道/第三碑・勝海舟」より

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