« 伊藤忠商事・初代の初心 | メイン | 寓話/三尺三寸箸・地獄と極楽の話 »

仏教の教え「”お盆”の由来」

■新盆と旧盆
私の家族は7月15日の新盆に墓参りをする。

石川県は能登から加賀まで全て8月15日
の旧盆にお参りをします。
新盆にお参りするのは、犀川と浅野川に
囲まれた市の中心部の家庭だけ・・

      o0400030011413281328
お墓の前に金沢伝統の「箱きりこ」を吊る
し、ロウソクを灯します。

4~5年前から、雨に当たると張ってある
紙が敗れるし、後片付けが大変と、伝統の
箱キリコが姿を消し、情緒のない板きりこ
に取って代わるようになった。
 
        o0300040014003049340






1832 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
仏教の教え「”お盆”の由来」

亡き父母に会う”お盆”の由来は、「孟蘭盆経」の説話に
よります。
♪お釈迦様の弟子の”目連尊者”が、初めて”神通力”を
得たときのこと・・
目連尊者は、亡き父母に何かできないものか?と思い、
得意の神通力を使って探したところ、餓鬼道で飲み食い
出来ずに、苦しんでいる母親を見つけました。

そんな母親を助けたいと、目連尊者は、鉢に盛ったご飯を
差し出します。でも、ご飯を口に入れようとすると、ご飯が
炭になってしまい、食べることが出来ません。 

     88bd7588b38764eb00952c66c08110da 

号泣した目連尊者、母親を救う手立てをお釈迦様に尋ねた。
すると、お釈迦様「あなたのお母さんは罪が重かったので
しょう・・あなた一人の力ではどうにもなりません」と諭した。

そこで釈迦は、旧暦の7月15日(現在の8月半ば頃)に、
徳を積んだ僧侶にお布施をすることを教えた。
そうすれば、父母もご先祖も三途の苦しみから逃れられ、
時に応じて解脱し、衣食にも困らなくなると言われた。

その通りに実行すると、母親は餓鬼道から逃れることが
でき、無事往生することが出来た。
目連尊者は大いに感謝して、この習わしを後々まで残し
続けることにした・・これが”お盆”という行事の由来に
なった。
お盆に、お供え物を盆に盛り、ご先祖を供養すれば、
その功徳によって、先祖は苦しみから救われ、今を生きる
私たちも幸せを得ることができるのです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2484

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「伊藤忠商事・初代の初心」です。

次の投稿は「寓話/三尺三寸箸・地獄と極楽の話」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36