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コロナの時代を詠む(2)

■パンデミックが起きることを半世紀も
前に予見したSF作家”小松左京”

「 あふれるばかりだった乗客の数が
   妙にまばらになっている。
   病院はどの部屋も高熱重体の患者で満員。
   医師たちはほとんど不眠不休・・ 」

「 これほどまでに   科学を発達させ
   物質生産を豊かにした人類が・・
   たかがウイルスに   わずか数か月の間に
   滅ぼされようとは   こんなことはあり得ない!」

あらゆる努力も空しく、人類が絶滅の危機に陥る
「復活の日」を読むと、新型コロナウイルス禍を、
今にも見てきたような光景が綴られている。



1853 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
心と体の健康 「
コロナの時代を詠む(2)」

医学が驚くほど進歩したというのに・・
自動運転だA Iだと、科学が進歩しているというのに・・
たった一つのウイルスによって、世界中が大混乱に陥って
いる。
しかもその解決策は・・3密を避ける、人と一定の
距離を保つ、マスク着用、不要不急の外出を控える、
こまめな手洗い・・といった、アナログ的なものばかり。

当初、政府や専門家は、発熱や咳など発症の疑いが
あっても、4日間は自宅で様子を見ることを強要した。
保健所にPCR検査を願い出ても、相手にされなかった。

「 マスクせず レジに並べばにらまれて
                 コロナより怖い同調圧力 」   朝日新聞

私もスーパーでよく買い物をする・・直ぐ忘れて車に取り
に戻るマスク。マスクをせずにレジに並んだら、にらまれて
しまう。
地下鉄の電車待ちで並ぶ、エスカレーターでみんな
同じく片方を空ける・・みんなと同じくしないと安心でき
ない、同調圧力が日本人には強いようです。

コロナ以降、芽生えた周囲への警戒心・・
「マスクをしている、していない」と、みんなが目を光らせ、
監視されているようで・・怖い
戦前、日本に「隣組制度」というのがあった。
軍部や官憲より怖いのは、隣人からの監視の目です。

日本の感染数が極端に少ないことが、欧米諸国から
不思議がられている。

日本人特有の同調社会で、感染拡大を抑制できた
のは良いが・・コロナ後を考えると、同調圧力、監視
圧力
が習慣的に民衆の中に根付いていくとしたら、
憂うべきことです。 
                                      NHK「こころの時代」より

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