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体質的に酒に弱い日本人

今年も週2回、17年間続けてきた
メルマガ「吉村外喜雄のなんだかんだ」
1880号になりました。
来年も引き続き、宜しくお願い致します。

新型コロナウイルスで大変ですが、、
来年21年は良い年になるようお祈りします。



1880 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
食と健康 「体質的に酒に弱い日本人」

お酒にはからっきし弱い私。360mlビール1缶で酔って
しまうが、日本人は西欧人に比べ下戸が多いとされる。

お酒を飲むと体内にできる、有害物質アセトアルデヒド
を分解する働きが、日本人は遺伝的に弱いのです。

日本人の体質は、長い年月をかけて酵素が働きにくくなり、
酒に弱い人種へと進化していった。
一説では・・
古代の日本ては、山に狩猟対象の野獣が少なく、
稲作に依存するようになった。
稲作は、水田の寄生虫やアメーバーに悩まされる。

お酒に弱い体質が、寄生虫を身体から追い出すのに
向いている・・
酒に弱くなることが進化になり、生き残りに有利になった
という説です。

数百万年前、アフリカで誕生した人類の祖先は、
その後アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸へと移動して、
それぞれの地域で、気候風土、食環境に適した”らしさ”
を身に付け、進化していった。

遺伝子解析技術やA Iの進歩で、
日本人と西欧人の違いを
次々解明できるようになった。

欧米人はパンと肉を食べて、体は大きく強くなり、
背も高くなった。
日本人は、本州を中心とする集団と、沖縄中心の集団の、
2グループに大別される。
数万年の間に、東南アジアから移ってきた人々と、
朝鮮半島から来た人々に大別されるのです。

西欧人と遺伝的背景の異なる日本人は、病気の仕組みや
薬の効き方も違ってくる。

日本人で痩せやすい傾向がある人は、関節リュウマチや
思考障害、認知症になりやすく、反対に太りやすい人は、
心筋梗塞や脳卒中などになりやすい。

遺伝子解析やA Iのデーターなどで、ゲノムの違いを基に
病気の原因を究明し、癌や生活習慣病の早期発見、
治療に役立てることができるようになったのです。

                                                                日経新聞

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