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他人から認められたい欲求(3)

■人に認められる人間になろう

何をするにも、今出来ることをただひたすらやる。
あなたが日々、陰日向なく懸命に働く姿を誰かが
見ている。
与えられた仕事を損得にとらわれず、懸命にやる
・・それが大事なのです。
こんなに頑張った自分を見ている自分がいるでは
ないか・・こんなに頑張った自分を一番知っている
のは・・自分自身なのです。

認めてほしいから頑張るのではなく、やっていた
ら認められる・・そんな自分になることです。

仕事もせず、経験を積もうともしない人間が、
人から認められるわけがない。
仕事をしない人間に存在感はない。

人間が仕事をつくり、仕事が人間をつくるのです。
仕事が出来ないと信頼されません。
人に認められたいと思うなら、人の3倍働きなさい。
3倍働くためにはどうしたらいいか・・それは、
人が3時間かかるところを、1時間でやればいい
のです。
                  致知出版/川人正臣編「仕事と人生」




2020 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「他人から認められたい欲求(3)」

以下は、この4月入社した新入社員の皆さんに
読んで頂きたい実話です。

北海道の中学を卒業し「億万長者」になることを胸に、
コックを夢見て単身上京。仕事は皿洗いだった。
定時制高校に通いながら、毎日毎日社員食堂の皿洗いに
明け暮れた。
400人分の皿を一人で洗わされた。辛くて辛くて寝ても
覚めても皿洗い。400人分の皿ってすごいんですよ。
器物の山・・それを毎日毎日・・辛かった。
先輩に小突かれ、泣いたこともあった。

その辛い皿洗いが、あることがきっかけで面白くてしよう
がなくなった。腕時計を流し台の前に置いて、時計を見な
がら1分間に何枚洗えるか・・挑戦したのです。

時計の針を見ながら洗っているうちに、昨日より一枚多く
洗えた・・2枚多く洗えた。挑戦し続けるうちに、
ものすごく皿洗いが上手になった。早くなった。

先輩は包丁持っている。フライパン持っている。私は皿し
か洗えない。その先輩もまれに皿を洗った・・私より遥か
に下手だった。皿洗いに関しては私の右に出る先輩は
いない。
先輩たちも最初は皿洗いをやったはず・・私との違いは、
時計を見ながら皿洗いに挑戦して、格段に上達した私。
先輩たちは、ただ漫然と仕事だからと皿を洗っていた。

それからの私は、皿洗いを待つようになった。早く洗える
から仕事に余裕が出て、他の仕事も覚えるようになった。
先輩に認められ、3年はかかる皿洗いを、わずか半年で
卒業することができた。

この体験から学んだことは、「
仕事は受け身でやっては
いけない
」ということだ。「こんな仕事をいつまでやらせ
るのだ」とぶつぶつ言いながら仕事をするから、辛いので
す。
入社して配属された職場、自分が望んだ部所でなかったと
しても「自分がその仕事をどう受け止めるか」
仕事に取り組む姿勢いかんで、良くも悪くもなる。
それを皿洗いから学んだのです。

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