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日本酒の出荷量は減少、輸出は右肩上がり

2023 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
「日本酒の出荷量は減少、輸出は右肩上がり」

アルコール離れにコロナ禍が追い打ちとなり、出荷量の
低下に苦しむ日本酒業界。
日本酒の出荷量のピークは1973年度の177万㌔㍑
2020年は4分の1以下の41万㌔㍑に低迷している。

ビールや発泡酒などに押されているからだけではない。
1990年代始めのバブル崩壊以降、大人数による社内
旅行や宴会が減り、お酒全体の消費が落ちていったこと
がある。
国内最大の酒処・兵庫県灘が、95年の阪神大震災で被災
したことも、大きく影響した。
業界の構造転換や地酒ブームもあり、純米酒や吟醸酒
などの高級な日本酒の出荷量が順調に伸びた。

だがコロナ禍で、日本酒をじっくり味わえる居酒屋や料亭
が休業を迫られた。単価を上げることで消費量の減少を
補う戦略も、コロナ禍で苦戦を強いられた。

そんな中、日本酒の輸出は右肩上がり。
2010年の輸出総額は85億円だったが、毎年過去最高
を更新し、2020年には3倍近くの242億円まで伸び
た。
海外の日本食レストラン数は、06年の2万4千店から
21年は16万店に・・日本で日本酒の味を覚えた海の
観光客が、自国の日本食レストランで、日本酒を楽しむ
好循環が生まれている。

国内の出荷量低下を、海外の販路拡大に力を入れることで
、新たな販路を拓こうとする蔵元が増えているのです。

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