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コロナ禍が日本の産業構造を変える

1826 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「コロナ禍が日本の産業構造を変える」

コロナ禍は国内の産業構想に大きな変化をもたらそうと
している。
ショッピングセンターなどの商業施設を保有する会社の
株価が低迷する一方、倉庫などの物流企業が買われ、
明暗が分かれた。

「3密」リスクのあるデパートや大型店の集客率が落ちる
反面、密と無縁の”ネット通販”は人気を集めて 需要は
うなぎ上り・・産業の覇者交代だ。

ピンチをチャンスに変えていかなければならない。
変化に乗り遅れた企業の末路は哀れだ。
国家の浮沈にも関わってくる。

今年の1月と6月の企業の時価総額ランキングを比べると、
このわずか5ケ月の間に、大きく順位を上げた企業の代表
は、43位から28位に急上昇したSMCだ。

SMCは従業員2千名、年商5770億円の中堅企業。
主力製品の空気圧機器は、次世代通信規格「5G」の普及
で、需要が増しつつある世界の企業で使われている。

コロナを機に生産現場で問題になった「密」。この課題を
乗り込えるために、同社の製品需要が増大すると市場は
読んでいる。
工場や物流施設の省力化に使うセンサーを生産する
キーエンスも、6位から2位に浮上した。

製薬会社が医師向けに医薬品情報を提供するサイトを運営
する、ソニーの関連会社エムスリーも、65位から44位に
急浮上した。登録する医師は国内の9割に及ぶ。

コロナ禍の今、医師は薬品メーカー担当者との面会が叶わ
ず、困り果てている。
エムスリー社は今「健康」と「接触」の、コロナに絡む2つの
問題に立ち向かっている。非接触のサイト利用は急増し、
株価は今月、上場来高値を更新した。 

                                                                  日経新聞

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