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コロナ禍が日本の産業構造を変える(2)

■県内の観光地に客足が戻るのは?

米コンサルティング会社アリックスは、今年の世界
の自動車販売が、昨年比21%減の7050万台
に落ち、昨年の水準を取り戻すのに6年はかかる
と予測した。
兼六園や東茶屋街が、以前のようなにぎわいを
とり戻すのに、6~7年かかるのでしょうか・・



1827 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
コロナ禍が日本の産業構造を変える(2)

コロナ禍は国内の産業構想に大きな変化をもたらそうと
している。この半年間の企業の売上額から、コロナ後の
”勝者と敗者”の選別が浮彫りになってきた。

順位を下げた企業の特徴は2つ。
まず規制業種・・金融機関を始め、規制に守られた企業は
変化への貧欲さに欠け、変化についていけなくなる。

24位から31位に落ちた日本郵政は、その典型だ。
国営時代からの企業風土に加え、歴代経営者は政治家の
天下り・・労働組合、郵便局長との調整に追われ、
企業価値を高める投資や合理化が満足に行われなかった。

「変わらなければ潰れるという危機意識に乏しかった」
順位を下げる特徴のもう一つは、
業績の悪化で、変化への
タイミングを失った企業です。

日産自動車
の順位は、53位から75位へと低下した。
過剰設備を抱える同社への逆風は、コロナによる消費の
低迷で一段と厳しくなった。

今年の世界の自動車販売が、昨年比21%減の7050万
台に落ち、昨年の水準を取り戻すのに6年はかかると予測
する。
電気自動車や自動運転車を普及させる変革期にもかかわ
らず、多くのメーカーは開発に投じる資金力を、コロナに
回してしまった。
コロナによる産業構造の激変で、企業の勝敗が見えてくる。
時代遅れになる企業の株価は、元には戻らない。

歴史が裏切らなければ、コロナ発のピンチをチャンスに変える
企業は報われ、変化から目をそらす企業は見限られるだろ
う。
成功する企業になるか、末路をたどるかは、経営者の決断
にかかっている。変化していく経営環境は、待ってくれない・・
       

                                                                      日経新聞

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