■島田洋七 「お婆ちゃんの教え」 NHK課外授業から
1980年代、 島田洋七はB&Bという漫才コンビのツッコミみで、 お茶間の人気極まりなく 、
ツービートや紳助・竜助をも凌駕する勢いだった。
その後、漫才ブームが終焉。
後輩の明石家さんまや、島田伸助の人気が高まるのとは対照的に、いつの間にかブラウン管から姿を消していった。
頂点を極めながらもどん底に落ち…自暴自棄になりかかった時、子供の頃のお婆ちゃんの言葉を思い出し…再度、 這い上がることが出来たのです。
「人生には絶頂期がある。
 しかし、そこにいつまでも留まろうと思わないことです。
 ころ合いを見て、頂上から下りてくる謙虚さがなければなりません。
 いつまでも頂上に居たいと思うでしょうが…
 頂上は人の住むところではありません。
 木も生えていなければ、水もない。嵐が来たら吹き飛ばされるでしょう。
 『折角登りつめたのに…』などと思わないことです。
 山を下り、沢に下りてくれば、木の実や美味しい水、岩魚など、
 本来人が住む、心安らぐ場所が、そこにあるのです…」 

【心と体の健康情報 - 331】
  ~幸せな人生を歩むために~
  「幸せに生きる秘訣(2)」
誰もが幸せになりたいと願っている。
  ところが、幸せになるための考え方や、方法が間違っていれば、どんなに努力し、どんなに幸せになりたいと願っても、
  幸せにはなれないのです。
フイリピンやインドネシアなどを旅して、外国から、改めて日本を見ると、日本は本当に平和で豊かで、安全で、 暮しやすい国だと思う…。
ビックコミック川柳に、「自殺者が いちばん多い 長寿国」というのがあった。
  恵まれた、豊かな国に住みながら、何で自殺なんかするんだろう?…
  以下、杉井保之氏「幸せに生きる秘訣」は、そのことを問いかけている。
こんなに便利で、豊かな国に暮していて、どうしてこんなに不幸な人が多いのだろう。
  1年くらい前に、集団自殺が2度3度と続いたことがあります。
  「何故?」って理由を聞くと、『これから生きていて、いいことってあります?
  ないのなら、積極的に生きる意味なんてないじゃない…』
あなたなら、その時どう答えるでしょうか?
  「そんなことはない…」って、説得するのでしょうね。
  私だったら…
  『あなたの言うとおりですよ…幸せになんかなれっこないと諦めて、
   何もしなければ、いつまでたっても幸せになれないと思うよ…。
   誰だって、幸せになりたい、幸せになろうと、努力しているんだから…。
   努力していても、なかなか幸せになれないのに、幸せになろうと
   努力しなければ、幸せになれるはずなどないじゃないですか…。
   でも、「幸せになれないっ」て辛く思うのは、幸せになりたいと
   思っている証拠。
   ここで考え方を変えて、幸せになれる生き方を、試してみては
   どうでしょう…死ぬのは、それからでもいいじゃないですか…  』
ただ生きていても、幸せにはなれません。
  幸せになろうと努力しない人が、幸せになれるはずがないのです。
  幸せになりたかったら、"幸せの種"を蒔かなければなりません。
  "幸福"という植物は、とても育ちにくい植物です。
  ちょっと手を抜くと、直ぐ枯れてしまいます。
  だからこそ一生懸命育てる…そうしたら芽が出てくる。
  一生懸命育てて芽が出てきたら…最高に嬉しい…幸せを感じると思うのです。
  いずれ花が咲くことを楽しみにして、丹精込めて育てるのです。
誰が育てても 、 何もしなくても育つような植物だったら 、
   花が咲いても感動しないし 、 幸せなど…何も感じないでしょうね。
  幸せは、努力した人だけが…努力した人だけに、与えられるものでしょうね。
