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統計のマジック

1692 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「統計のマジック」

私たちの身の回りには統計の数字があふれている。

ゴルフが趣味の私・・週間天気予報の「降水確率」が
60%を超えると、予定を中止するか変更するが、
当日、降るはずの雨が降らず、「プレー出来たのに」と
残念に思うことがあります。

2004年新潟県中越でM6.8の大地震が発生した。
全壊3.175棟、死者68人の被害が出た。

現代の科学では、地震を正確に予測することは難しい。
当時政府の発表では、30年以内に大きな地震が起きる
確率は金沢2.5%、中越2.0%と、わずかに金沢の
方が高かったことを記憶している。

日本の1世帯当たりの平均所得は、560万2千円だ
そうです(H28厚生労働省)
この数字、我が家の年収と比べ、納得できるだろうか?
この”平均”という統計数字が問題なのです。

例えば、米国で経営者の平均所得を出すとき、マイクロ
ソフトのビルゲイツ氏が1人加わっただけで、平均所得
は急上昇してしまう。
所得の高い人が少数でもいれば、平均所得の数値が上が
ってしまうのです。

厚生労働省は「毎月勤労統計」を全数調査しなければ
ならないのに、3分の1の抜き取り調査で済ませていた。
結果、平均数値に誤差が出て、国会で追及される羽目に
なったのです。

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