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不祥事で”責任をとる”は嘘

■統計/厚生労働省の不手際
・名言
統計であらゆることが証明できる。
                    但し、真実を除いて

■統計/吉田茂のユーモア

ユーモアでは和製チャーチルと評された吉田茂。
終戦直後、吉田茂は「餓死者が大勢出る」と
GHQに訴え、米国から大量の食糧を送らせた。

だが「そんな状況にはならない。日本の統計は
でたらめだ」とGHQに詰め寄られるや、
・名言
日本の統計が正確だったら、 
               米国と戦争などしていない


2154 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
幸せな人生 「不祥事で”責任をとる”は嘘」

事故や問題が起きるたびに、責任者が一列に並んで、
頭を下げて詫びる・・そんな姿が繰り返される。

不祥事を起こした後、記者会見の場で経営者や幹部が
深々と頭を下げ、「申訳ありません。責任を取ります」
と詫るが・・それは”嘘”だ。

事故が起きてしまってからでは、もはや責任の取りよう
がない。
記憶に残っている例では、何年か前、那須スキー場で雪崩
が発生・・高校生ら8人が死亡し、40人が負傷した事故。

スポーツ庁は、学生の冬山登山を「原則禁止」する通知
を出していた。前日からの大雪で、なだれ注意報が出て
いたのに・・将来花も実もある若者たちが散ってしまった。

惨事を避ける手だてはあっただろうに・・事故の原因を
あれこれ並べ立てたところで、後のまつりです。
事件の当事者に不祥事の責任を取らせて、詫びたところ
で死者は生き返らない。

本当に責任を果たすのであれば、事故や不祥事が起きな
いよう、日頃から心を配り、目を光らせるしかない。
そうした責任者のもとでは、事故は起きない。

事故が起きないようにと、日頃から注意を怠らない人が
真の責任者になりえるのです。

  
                                           理念と経営「人生学入門」

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